Ichimoku

日本人が生み出したテクニカル分析。一目均衡表を徹底解剖

普通テクニカル指標というものは、それ単体では用を為しません。持っている情報量に限りがあるからです。移動平均線やRSIなどは優秀な指標ですが、これだけで取引をしろと言われたら、プロでも尻込みしてしまいます。

ところが、1つだけで圧倒的な情報量を持つ指標も、中にはあるのです。それが一目均衡表になります。

日本生まれの指標 一目均衡表

一目均衡表は日本生まれの珍しい指標で、昭和初期に細田悟一氏が考案されました。名前の由来はその名の通り、相場の均衡を一目で理解できることで、今では世界中に愛好家がいると言われています。

この指標は基準線、転換線、先行スパン1、2、遅行スパンから成り立っており、最初のうちはどこを見ればいいのかわかりにくいかもしれません。しかし、この指標は相場の過去と未来を描画した、ものすごい指標なのです。

Ichimoku

http://www.abysse.co.jp/mt4/より転載

見るべきポイント1  基準線

一目均衡表の一番の基本は、基準線になります。

基準線が上向きだったり、ローソク足が線の上に位置していれば買い相場ですし、下向きだったり線の下にローソク足があれば売り相場ということです。

つまり、見方は移動平均線と同じになります。

また、転換線が基準線を下から上に抜けたら買いシグナルで、上から下に抜けたら売りシグナルです。これも、ゴールデンクロス、デッドクロスと同じなので、わかりやすいと思います。

見るべきポイント2  先行スパン

先行スパンの最大の特徴は、ローソク足26本分先の部分まで描画される点になります。つまり、未来まで描かれている指標なのです。

2本の先行スパンの間の空間を「クモ」といい、値動きの抵抗帯として使用できます。ローソク足がこのクモに近づいた場合、跳ね返される可能性が高いのです。

先述の通り先行スパンは未来まで表示されているので、今後の値動きの予測に使用することも可能になります。

見るべきポイント3  遅行スパン

遅行スパンは先行スパンの逆で、ローソク足26本分前までしか描画されません。過去しか表示されないものをどう使うの? と思われるでしょうが、もちろんこれにも使い道はあります。

この線はローソク足とクロスした時が重要で、下から上に抜けた場合は買いシグナル、下から上に抜けた場合は売りシグナルです。要は、他のクロスと使い方は同じになります。

ちなみに考案者の細田氏は、この遅行スパンが特に重要であると説いており、中にはこの遅行スパンだけを表示させている投資家もいるほどです。

 

sozai_33984

一目均衡表は、その圧倒的な情報量から使いこなせるまでに時間のかかる指標になります。なので初心者向けとは決して言えないのですが、その分マスターできた時には、大きな武器になることは間違いないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です